ムックが家族に加わり、
気づけばもう半年ほどになりました。
最初の頃、
リキオは少し戸惑いながらも、
まるで兄貴のようにムックのことを気にかけていました。
時には少し苛立った様子を見せながらも、
毛づくろいをしてあげたり、
そばにいてあげたり。
そんな姿を見て、
リキオなりに受け入れようとしているのかなと思っていました。
けれど最近、
また少し関係が変わってきたように感じています。
ムックは今でも、
リキオに構ってほしそうに近づいていきます。
でも、
リキオはそれをあまり受け入れようとはしません。
同じ空間にいるのは平気なのに、
ムックが近くへ行こうとしたり、
意識を向けたりすると、
「そこまでだよ」と言うように怒り出すことがあります。
以前は、
どちらかというと穏やかで、
あまり前に出るタイプではなかったリキオ。
でも今は、
どこかどっしりとして、
自分の意思をしっかり見せるようになりました。
若いムックが来たことで、
リキオの新しい一面が見えてきたようにも感じます。
猫たちを見ていると、
関係性によって、
今まで見えていなかった姿が現れることがあります。
それは、
人も同じなのかもしれません。
誰といるかによって、
自分でも知らなかった一面が出てくることがある。
優しさが強くなることもあれば、
境界線をはっきり示すようになることもある。
関わる相手によって、
自分の中にあるいろいろな姿が引き出されていく。
そんなことを、
リキオとムックを見ながら、
静かに感じています。
猫たちの関係は、
いつも同じではありません。
少しずつ変わりながら、
その時々の距離を見つけているようです。
その変化を見守る時間もまた、
なんだか愛おしく感じています。
以前は、
少し戸惑いながらも、
ムックを優しく舐めてあげていたリキオ。
あの頃のふたりを振り返ると、
今の距離感もまた、
ふたりらしい変化なのかもしれません。
よろしければ、
そんな頃の記録も読んでみてください。

