少し前まで、
人との距離感について、
どこか心が落ち着かない時期がありました。
うまく馴染みたくて、
ちゃんとその場に溶け込みたくて、
気づかないうちに、
私は自分を合わせようとしていたのだと思います。
会話の流れに合わせたり、
相手が安心しそうな自分を選んだり。
本当は少し無理をしていたのに、
その時は、
あまり気づいていませんでした。
でも、
あとから静かに振り返ってみると、
「あぁ、私は自然体ではなかったんだな」
と思ったのです。
そのことに気づいてからは、
なぜあの時、
心が少し疲れていたのかも、
分かるような気がしました。
人との関係は、
近づけば近づくほどいい、
というものでもないのかもしれません。
無理をして繋がろうとすると、
心の呼吸まで浅くなってしまうことがあります。
反対に、
頑張らなくても、
静かにその場にいられる相手もいる。
何かを足さなくても、
何かを隠さなくても、
「あぁ、このままで大丈夫なんだ」
と思えるような空気。
最近は、
そういう感覚を、
前より大切にしたいと思うようになりました。
人との境界線もまた、
空間を整えることに少し似ているのかもしれません。
詰め込みすぎず、
無理に合わせすぎず、
少し余白があるくらいが、
ちょうどいい時もある。
そんなことを、
静かに感じています。
