クロたんとの距離が少しずつ縮まった話

3匹の中でいちばん年上のクロたんは、
とても慎重で、警戒心の強い子です。

少しでも不安を感じると、
さっと身構えたり、
ときには猫パンチが出ることもあります。

でもその一方で、
飼い主さんにはとても甘えん坊で、
「にゃ〜」と鳴きながら、
かまってほしい気持ちを伝えてくれるような、
かわいらしい一面もあります。

クロたんの日向ぼっこ♪

そんなクロたんとの距離が縮まるまでには、
少し時間がかかりました。

最初の頃は、
近づいただけで警戒されてしまい、
シャーッと威嚇されたこともあります。

どう接したらいいのか分からず、
正直、少し落ち込んでしまった日もありました。

でもあるときから、
無理に距離を縮めようとするのをやめてみたのです。

クロたんのペースを、何よりも大切にすること。

こちらから近づきすぎず、
「安心だ」と感じて寄ってきてくれるのを、
ただ静かに待つようにしました。

すぐに変化があったわけではありません。

けれど、そんなふうに過ごしていくうちに、
少しずつ警戒がやわらいでいったように感じました。

気がつけば、
自然とそばにいてくれる時間が増えていて、
あの頃の距離感が、
少しずつ変わっていたことに気づきました。

猫との関係は、
急いでもうまくいかないことが多いけれど、
相手のペースを大切にしながら待つことで、
少しずつ変わっていくこともあるのだと思います。

クロたんとの時間の中で、
私は「待つこと」の大切さを、
静かに教えてもらったような気がしています。




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