猫たちそれぞれの伝え方

猫は、人間の言葉を話すことはできませんが、
伝えたいことは、いつだって
それぞれのやり方でまっすぐに届けてくれます。

いちばん分かりやすいのは、ごはんの時間です。

けれど、その伝え方は三匹それぞれ違います。

ムックは、とても素直。
「にゃ〜」と声をあげながら、
足元に体を擦り寄せて、
全身で「お腹が空いたよ」と伝えてきます。

リキオは、少し静かです。
声に出すこともありますが、
ただじっとこちらを見つめてくることもあります。

そのまなざしだけで、
何を伝えたいのかが分かることがあります。

クロたんは、ごはんよりも、
お水がほしいときに
控えめに「にゃ〜」と話しかけてきます。

小さな声だけれど、
その声にはちゃんと気持ちが込められていて、
「お水がほしいよ」と伝えてくれているのが分かります。

一緒に過ごす時間が重なるほどに、
声のトーンや目の動きだけで、
何を伝えたいのかが
少しずつ分かるようになってきました。

きっとそれは、
猫たちが私たちのことを感じ取ってくれているのと、
どこか似ているのかもしれません。

名前を呼ぶ声や、
何気ないひとりごとの中にも、
猫たちは私たちの気持ちを感じているように思います。

言葉は違っても、
ちゃんと伝わるものがある。

そんなことを、
猫たちは毎日の中で
静かに教えてくれているのかもしれません。

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